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北アルプス連峰南端に天空をついてそびえ立つ御嶽は、標高３０６７メートル。別の名を「王の御嶽」と呼ばれたにふさわしい威容であります。霊峰木曽御嶽は「夏でも寒い」と民謡木曽節にも歌われ、どこから眺めても美しい山であり、山頂部には五峰五湖をおさめ、剣ヶ峰・継子岳・摩利支天岳・継母岳などの五つの峰、一の池から五の池を南北にかかえ、二の池は高山湖として学術的に意義が高い名山であります 　御嶽信仰の発祥は源流を辿れば古代の山岳崇拝の信仰にさかのぼり、以降、行者、講社、教会によって信仰の山としては崇敬されてきました。現在に至っても、霊峰御嶽を神の山と仰ぎ、例年、夏の山をはじめ、四季を通して、白装束に身を包み入山、潔斎、祈願の登拝が行われております。

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